ちょうはつを比較する(1)

タイプ あく
分類 変化
威力 -
命中率 100
PP 20
相手をちょうはつ状態にし、攻撃技しか出せないようにする


ちょうはつを採用する場合の目的には以下の四つが考えられる。


1.展開の阻止
2.受けループ対策
3.起点作り
4.その他、コンボ妨害
 実際にはこれらの役割を複合的に持たせていることになる。
 一つずつ解説していこう。


 1.展開の阻止とは、あくびカバルドンやリフレクターニャオニクスからの展開を封じ込めることである。
 この用法を目的としてちょうはつをする場合、初手性能が高いポケモンに持たせるのが効果的である。また、当然先制してちょうはつできなければ意味がないため、すばやさも重要なラインになる。
 展開役をちょうはつが効いている間にスムース倒すことができる、他の初手出しされることが多いポケモンに一方的にアドアバンテージをとられない、想定外のポケモンに不意に対峙しても腐らない汎用性などの要素も大切である。
 いたずらごころでちょうはつができ、でんじはで腐りにくいけしんボルトロス、多くのポケモンに先制でき汎用性が高いファイアローやゲンガー、自身がステルスロックで展開が可能なゴウカザルグライオンなど。


 2.受けループ対策とは、回復技を封じることで受けループを打破するための採用である。
 この場合、ちょうはつをいれた上で自分自身でサイクルを破壊することができることが望ましい。たとえば、ブラッキーエアームドでラッキーにちょうはつをいれたとしてもラッキーとグライオンで受け回すことでなかなか本体にダメージを与えることができず、
 具体的にはちょうはつを入れることでラッキーを突破できるサザンドラヒードラン、補助技を封じて物理受けを突破するテラキオンなどである。


 3.起点作りとはちょうはつで補助技を封じること自体が展開になるケース。
 具体的にはちょうはつでクレセリアを起点にするメガギャラドスキリキザン、ちょうはつで補助技を封じてリーフストームを積むことができるジャローダなど。
 この用途でちょうはつを採用する場合、みがわりで近い用途とすることもできることも覚えておきたい。


 4.その他、コンボ妨害
 上記のケースにあてはまらないケース。
 単純にちいさくなるやちょうのまいを防ぐことが有用なケースも多い。
 本来ならば1の用途を包含してコンボ封じとするべきなのだろうが、ORASにおいては1の用法が大きな意味をなすために別に項目を用意した。