GSルール流行の変遷2
初手カイオーガに対する有効な戦術の一つとして、ユキノオー+ミュウツーが流行を始める。
ユキノオーの特性で雨をかき消せることに加え、ミュウツーの広い攻撃範囲や全体攻撃を連打することによる急所率や追加効果の発生率が強みであった。
これにより、第一線で使われていたポケモンのうち、ふぶきで大きく行動に制限をかけられるルギアやラティオスは活躍の場を大きく減らすことになり、代わって台頭してきたのが高い特殊耐久と安定した物理打点を持つホウオウである。雨に強くバンギラスともそれなりに戦えるルンパッパと組みあわせることで対雨・対あられともに対応して戦える扱いやすいポケモンとなった。
また後に大流行することになるギラティナメタグロスが姿を見かけるようになったのもこのころ。当時はミュウツーに先んじて行動できるスカーフメタグロスが多かった。
さらに当時の環境のポケモンは中速以上が多く、前年の大会のようにカビゴン・メタグロスがスタンダードに高い確率で構築に入っているような状況ではなかったためにトリックルームが大暴れできる土壌があった。ドーブルディアルガの登場である。
当時のドーブルはレベル1が主流で、後発を早く出すことに重点をおいている傾向があった。ドーブルディアルガ/カイオーガカビゴンなど。
これまでのカイオーガルンパッパ、ユキノオーミュウツー、ルンパッパホウオウ、ドーブルディアルガといった構築がテンプレートとして存在感を示す中にドクロッグパルキアやパルキアメタグロス、マニューラレックウザといったスタンダード寄りの構築が花を添える環境でGSルールは最初の県大会である千葉県大会を迎えることになる。
サンプルパーティ1
ミュウツー まもる ふぶき かみなり ちょうはつ@いのちのたま
ユキノオー まもる ふぶき くさむすび こおりのつぶて@きあいのタスキ
カイオーガ しおふき かみなり れいとうビーム だくりゅう@こだわりスカーフ
メタグロス まもる コメットパンチ バレットパンチ いわなだれ@ラムのみ
サンプルパーティ
ドーブル このゆびとまれ ねこだまし ダークホール がむしゃら@きあいのタスキ
ディアルガ ねむる トリックルーム りゅうのはどう かえんほうしゃ@ラムのみ
カイオーガ まもる しおふき かみなり だくりゅう@くろいてっきゅう
カビゴン すてみタックル ばかぢから かみくだく ギガインパクト@こだわりハチマキ